東京でひとり飲みを始めたころ、ひとり飲みにハマったきっかけともいえるお酒がある。
それは「ホッピー」
ビールにも似た味わいながら癖が無くグビグビイケてしまう。1セット800円くらいで3杯はイケてしまうお得さ。(私の場合は2杯)
東京にしかないというわけでもないのに、東京以外で居酒屋のメニューにホッピーがあるお店には殆ど出会わない不思議。
たまに旅行や帰省で東京を離れた時でも、禁断症状のように無性にホッピーが飲みたくなって、羽田に到着したその足でそのまま行きつけの居酒屋に直行するみたいなこともありました。
そんなホッピーが北海道には無い!!!!
(ホッピーを製造している会社は実は北海道民のソウルドリンクともいえる”ガラナ”の製造もおこなっている。なのになぜホッピーが北海道には無いのだ…? …スーパーとかあるにはあるんですけどね)
ホッピーを置いているお店はないのかと花銀を放浪していると、公園通りにホッピーの空瓶が並べられているお店を発見!

何もかもがデカい居酒屋「弐弐 ふたつ」

ホッピーが飲みたい一心で暖簾をくぐると、気の良さそうな大柄な大将が迎えてくれた。メニュー的なものは無いが、代わりに手書きの看板があり、焼き物系のメニューが多い印象。カウンターの内側には大きな焼き網機があり、ここで色々な焼き物を作っているようだ。
ホッピーを注文すると意外そうな顔をされたが、やはり普段注文する人は少ないらしく、偶然在庫があったらしい。店頭のポッピーの瓶はただ飾っているだけとのこと。
何を注文しようかなーと看板を眺めていると、大柄な大将とは対照的な小柄な女将さんが、お通しをもってやってきた。
そのお通しの量の多さにビビる。お通しなのに・・・っ!?

私は小食なので、お通しだけで十分満腹です。
とはいえ、ホッピーを注文しただけというのも気が引けるので、看板メニューで気になった「生つくね」を注文してみた。大将いわくおススメらしい。つくねはよくあるけど生?
焼き網の準備をしている大将を見ていると女将さんがつくねを持って登場。
「いや、ちょっと待て・・・それはつくねか・・・?」

どーみてもハンバーグ。つくねの概念を逸脱している衝撃のデカさ。
仮にハンバーグだとしても、普通にデカい。
しかし、大将がおススメするだけあって、めちゃくちゃ美味しい。
食感は確かにつくねなのだが、肉がジューシーでフワフワ。みためのインパクトに反して、かなり軽くペロリとイケてしまった。
とはいえ、胃袋的にはもう限界。もう一杯だけ飲んでお暇しようかなーと思っていると「作りたくなって作っちゃった」といって、女将さんがカツカレーを出してくれました。
…いや、もう食べられません。。。
〆にカツカレーって。。。
結局、皿ごとテイクアウトして、自宅に帰ってから翌日のランチに食べました。
大将も女将さんもすごくいい人で、つまみは全品デカ盛りでドリンクも基本はメガジョッキ!
なのに、値段は並サイズと変わらないリーズナブルさ。賑やかでサービス満点の楽しいお店でした。
次回、皿を返しに来なければ。