小樽に来たらやっぱり小樽運河ですよね。
ただ、これは観光地あるあるですが 地元の人はまず利用しませんね。
私もたま~~に運河周辺を散策するのですが、正直見どころはそんなにないです。
すぐ目の前を臨港線という大きな国道が走っていて、ホテルが建ち並んでいるだけで、お店も少ないので、本当に運河を眺めて歩くだけという感じ。
最近できた美術館運河クルーズはいつも人気の様子。
通りを一本ズレると大きなレストランもありますが、そぞろ歩きながら買い物や雰囲気を楽しむなら境町通り商店街あたりまで足を延ばすのが楽しいですね。
基本、観光客ばかりですが、地元の若者がデートしている姿もたまに見かけます。
希少なアンティークコレクション「オルゴール堂」
小樽の観光スポットとして有名な「オルゴール堂」。
ここは学生の頃からたまに遊びに来ていた、私のお気に入りスポットの一つです。
オルゴール堂の店舗は境町だけで4店舗もあるのですが、商店街の終わりに位置する蒸気時計が目印の本館は1階から3階まで全部オルゴール!
オルゴールの優しい音色が流れるレトロな木造建築で、1階から3階まで吹き抜けになった高い天井から釣り下がるランプやステンドグラスの照明でキラキラした店内に、お土産として購入できるオルゴールが沢山並べられている光景は、幻想的でメルヘンな雰囲気が流れる異空間です。
私が特に気に入っているのは「2号館のアンティークミュージアム」歴史的に非常に価値の高い世界でもここにしか現存していないアンティークコレクションが多数展示されているオルゴールの博物館です。
展示しているだけで動かせないオルゴールも多く、本館に比べて売り物の数が少ないので、観光客で混雑するようなことがそれほどないのがちょっとだけ嬉しい。(時間にもよりますが)
一部の展示物は毎日1時間おきにデモンストレーションが行われているので、時間を合わせれば希少なオルゴールの演奏を堪能できます。見学は無料です。
オルゴールといっても種類は様々で、オートマタ(からくり人形)や自動でディスクを入れ替えるジュークボックスのような仕組みを持つものなど、技術者の遊び心が詰まった非常に複雑な構造を持つものがあり、単なる工芸品としてだけでなく、機械工学としても非常に興味深いものが多いです。
蓄音機が誕生するまでのあいだ、自動演奏が出来る唯一の装置として何度も改良が重ねられ、時計制作の技術を応用した高度な精密機械が内蔵されているので、機械好きな人もきっとワクワクしてしまうこと間違いなしの穴場スポットです。
絶品チーズケーキ「LeTAO ルタオ」
小樽土産で有名なルタオのチーズケーキ(ドゥーブルフロマージュ)。
私が小樽で暮らしていた学生の頃はまだそこまで有名じゃなかったハズです。(調べるとルタオがオープンしたのが1998年らしいので、割と新参のお土産なんですね)
ルタオの系列店が境町通りには沢山あって、店舗ごとにオリジナルメニューを展開しているようです。
高い塔を構える西洋的な外観が特徴的な本店にはカフェが併設されているので、散策に疲れた時の休憩処としてもすごくいいんですが、観光客も多いのでタイミングによっては入れないこともありますね。
ルタオという店名ですが、実は運営会社のKCCは鳥取県に親会社を持つ千歳の会社で小樽じゃない。。。
ほっこり和やかな休憩処「茶房 おこばち」
観光客が多い日はどこのお店も結構混雑するので、境町通り周辺で散策に疲れたときに立ち寄れるちょっとしたカフェが無いかと探していたところ、商店街の入り口で寿司屋通りと交差する大きな通りを少し上がったところによさげな喫茶店を見つけました。「茶房 おこばち」
メニューは軽食のトーストやお汁粉といったサイドメニューが少しありますが、基本コーヒーだけ。
サイフォン式に強いこだわりをもつ店主が、一杯一杯丁寧に淹れてくれます。
以前は建築士をされていたそうで、引退後にこのお店を始めたそう。内装は小学校の教室をイメージしてご自身で設計されてそうです。
何ともほっこりする静かな時間が流れるやさしい空間です。